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東邦大学にて、尾張が系統分類学実習の講師を務めました

東邦大学にて、尾張が系統分類学実習の講師を務めました

東邦大学にて、Modiaで執筆を行っている尾張が非常勤講師として系統分類学実習藻類分野を担当しました。

【大学/学部名】東邦大学/理学部生物学科
【科目名】系統分類学実習(藻類分野)
【場所】東邦大学
【日程】2019年10月1・3・10・15日
【題目/内容】藻類の観察/主な藻類10綱の観察、藻類の進化から応用までの総合的理解

〇尾張より
藻ガール尾張の藻類コレクション』でも少しだけ紹介していますが、藻類は色、形、動きなど、実に様々です。その理由は、藻類やシアノバクテリアが、多様な生物群に内部共生ながら進化してきたからです。藻類を通して、生物の多様性を感じられるはずです。それと同時に、私たちの知る生物の世界観すら変えてしまうくらい、私たちが目にしている生物種は本当に僅かであると感じるでしょう。

私は学生時代に母校、東邦大学で藻類の多様性を知り驚嘆したことを覚えています。今回、今度は私が先生となって藻類について講義することができて、学生の皆さんが「きれい!」と声を上げて楽しんで顕微鏡で観察してくれたことで、ちょっとでも「藻類」で感動を与えられたことを光栄に思います。

今後益々求められる「持続可能な社会」において、太陽エネルギーからバイオマス生産ができる藻類は絶対に必要となります。しかしながら、藻類について知る機会は、小中高はもちろん、生物学を扱う大学でも少ないです。みんな知らないから、知る由もないんだと思います。世の中に出回っている藻類種や、社会利用に向けて研究されている藻類種は、ごくごく僅かです。藻類とは何か?藻類の多様性を知ることは基本知識として重要になってくると思います。

講義や講演、実習に、ご興味もたれた方がいましたらお気軽にご相談下さい。modia@chitose-bio.com

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