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10月11日に藻類ビジネスセミナーを開催します

10月11日に藻類ビジネスセミナーを開催します

株式会社技術情報センターが主催するセミナーにて、藻ディアで執筆を行っている中原剣星野孝仁「藻類を利用した事業構築と研究開発・大量培養技術」の題目で講師を務めます。

<日時・会場・受講料>
●日時 2018年10月11日(木) 10:30-16:30
●会場 [東京・新御茶ノ水]連合会館(旧 総評会館) 会議室 →会場へのアクセス
●受講料 49,680円(1名につき)
※同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む

※お申込み、詳細はこちら

セミナー開催にあたって

■はじめに:
本セミナーでは、藻類培養の現状から、事業化例・最近の動向を含めた藻類による事業構築ならびに探索・取り扱い方・品種改良など研究開発と最新情報を含めた大量培養のポイント・技術開発動向・展望について、ソフト・ハード両面からお伝えします。

■受講対象者:
・新規事業の立ち上げを企画されている方。
・環境に優しい素材を開発している方。
・本テーマに興味のある方なら誰でも受講可能です。

■必要な予備知識:
・藻類分野に興味のある方であれば、専門知識は特に必要ありません。

■本セミナーで習得できること(一例):
・藻類を産業利用するための生物学の基礎知識
・藻類産業の最新動向
・藻類産業の将来展望
・藻類生産技術に関する現状・課題

プログラム

【第1部 なぜ微細藻類培養なのか? 】

1.物質循環
a.物質(炭素)循環とは?
b.食料・燃料需要の今後
c.太陽光・光合成・バイオマス生産
2.未来のバイオマス生産
a.未来の食料供給と需要
3.藻類培養と慣行農業
a.低残渣
b.高生産性
c.農地
d.水資源
e.生産コスト
f.高付加価値産物
4.藻類培養の現状
a.藻類培養が行える環境
b.藻類培養におけるバイオマス生産性
c.「忘れられがちな」要検討項目

【第2部 藻類を利用した事業構築 】

1.藻類の種類
a.藻類の分類と特性
①生物学的な視点から見た分類と特性
b.目的に合わせた藻類の品種選定
①産業利用を念頭に置いた場合の品種選定
2.藻類を利用した製品開発と事業構築
a.燃料
①藻から燃料ができるまで
②国内外の研究開発の動向
b.食料
①藻から食料ができるまで
②食料としての優位性
事業化例:クロレラ、スピルリナ、ユーグレナ、コモディティー化の動き(タンパク質源、油脂源等)
c.機能性物質
①藻類が競争力を持つ機能性物質
事業化例:アスタキサンチン、フィコシアニン、不飽和脂肪酸
d.化粧品(藻類を使った化粧品)
①化粧品開発の流れ
②藻類化粧品の特色
e.その他注目されている事業や素材特性
①水産餌料事業
②廃水処理事業
③ポリマー代替素材(バイオプラスチック)
④ナノ多孔質シリカ素材(珪藻土、ソーラーパネル)
3.藻類での新規事業立ち上げ方
a.新規事業としての藻類の魅力と課題
b.認知度なしからの市場構築(ユーグレナ社の例)
c.差別化による市場構築(タベルモ社の例)

【第3部 藻類の研究開発】

1.自然界の藻類
a.藻類はどのような生き物か
b.藻類の生態と生育条件
c.藻類の栄養源と代謝
2.藻類の探索
a.狙うべき特性に合わせた探索戦略
①持参すべき器具、場所の選定、採取方法他
b.候補株から有用株への絞り込み方
3.藻類の取り扱い方
a.藻類の観察方法
b.藻類の分離ポイント
c.培地の選定(どのような培地が良いのか)
d.藻類の保存方法
4.藻類の品種改良(機能強化)
a.藻類の機能評価
b.藻類の生産性向上
c.藻類の各種耐性付与
d.藻類の増殖回復について
e.変異導入法による藻類育種の実際

【第4部 大規模藻類培養技術】

1.藻類の光合成に関する概要
①藻類生産は本当に優れているのか?
2.藻類生産技術に対する誤解
①現状、最も優れている藻類生産技術とはなにか?
3.藻類生産技術
a.従属栄養培養概要
①従属栄養培養とはなにか?
②なぜ、従属栄養培養による藻類生産事業が成り立つのか?
③従属栄養培養による藻類事業事例
b.独立栄養培養技術の動向
(1)オープンポンド培養技術
①オープン(レースウェイ)ポンド培養とはなにか?
②オープンポンド培養の利点・問題点
③オープンポンド培養における技術課題
④新しいオープンポンド培養技術
(2)フォトバイオリアクター培養技術
①フォトバイオリアクター培養とはなにか?
②フォトバイオリアクター培養の利点・問題点
③フォトバイオリアクター培養における技術課題
④フォトバイオリアクター培養における新しい技術
4.藻類種の育種に関する現状
a.育種は本当に必要なのか?
b.育種はいつ必要になるのか?
c.これまでに報告されている実用的な育種成果とは?
d.藻類の育種に関する現状・課題

<質疑応答・個別質問・名刺交換>

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