サイエンス&テクノロジー株式会社が主催するセミナーにて、藻ディアで執筆を行っている中原剣星野孝仁「拡大するバイオエコノミー市場の中の”藻類”のポテンシャル ~藻類の基礎、生産技術・課題、藻類活用・ビジネス展開~」の題目で講師を務めます。

<日時・会場・受講料>
●日時 2019年1月30日(水) 10:30-16:30
●会場 [東京・新御茶ノ水]連合会館 →会場へのアクセス
●対象
・SDGsに絡んだ新規事業の立ち上げを企画されている方。
・環境に優しい素材を開発している方。
・循環型事業に興味がある方
●受講料 48,600円(1名につき)
※S&T会員受講料 46,170円
※資料・昼食付

※お申込み、詳細はこちら

セミナー開催にあたって

生物資源やバイオテクノロジーを活用して経済成長を図る「バイオエコノミー(生物経済)」が注目を集めています。デジタル化に匹敵する技術革新を起こすとされ、2030年までに180兆円の巨大市場への成長が見込まれています。バイオエコノミーの素材としての藻類への注目は年々増加しており、各国で多額の投資を集めた開発も研究フェーズから実証フェーズへと移行してきています。また、事業化に向けたターゲットも燃料から食品等へと広がってきています。本セミナーでは「生産者としての藻類のポテンシャル」「藻類の生物的な基礎」「藻類エネルギー事業における問題点」「藻類ビジネス全般に関する概要」「様々な藻類生産技術」「藻類生産における技術課題」といったテーマ設定で、地球規模のマクロの視点で見た時の藻類のポテンシャルから、最新の研究動向までを体系立った構成でお伝えします。

プログラム

【第一部】なぜ今藻類なのか?
1.物質循環

1.1 物質(炭素)循環とは?
1.2 食料・燃料需要の今後
1.3 太陽光・光合成・バイオマス生産
2.未来のバイオマス生産
2.1 未来の食料供給と需要
3.藻類培養と慣行農業
3.1 低残渣
3.2 高生産性
3.3 農地
3.4 水資源
3.5 生産コスト
3.6 高付加価値産物
4.藻類培養の現状
4.1 藻類培養が行える環境
4.2 藻類培養におけるバイオマス生産性
4.3 「忘れられがちな」要検討項目

【第二部】藻類を利用した事業構築
1.時代の流れと藻類への期待(バイオエコノミーにおける藻類の位置付け)

1.1 バイオマス起点の事業動向
1.2 新しい農業としての藻類
1.3 藻類産業の歴史
1.4 藻類産業を広げていくための進め方
2.藻類の事業化例
2.1 抗酸化色素(βカロテン、アスタキサンチン、フィコシアニン)
2.2 化粧品原料
2.3 不飽和脂肪酸
2.4 健康食品(クロレラ、スピルリナ、ユーグレナ)
2.5 今後事業化が期待される分野
2.6 海外での研究開発動向
2.7 液体燃料生産の研究開発動向
3.藻類での新規事業立ち上げ方
3.1 新規事業としての藻類の魅力と課題
3.2 認知度なしからの市場構築(ユーグレナ社の例)
3.3 差別化による市場構築(タベルモ社の例)

【第三部】藻類の研究開発
1.藻類の探索

1.1 狙うべき特性に合わせた探索戦略
1.2 持参すべき器具、場所の選定、採取方法他
2.候補株から有用株への絞り込み方
3.藻類の生育と代謝
4.藻類はどのような生き物か

4.1 藻類の生態と生育条件
4.2 藻類の栄養源と代謝
4.3 藻類の取り扱い方
4.4 藻類の観察方法
4.5 藻類の分離ポイント
4.6 培地の選定(どのような培地が良いのか)
4.7 藻類の保存方法
5.藻類の品種改良(機能強化)
5.1 藻類の機能評価
5.2 藻類の生産性向上
5.3 変異導入法による藻類育種の実際

【第四部】大規模藻類培養技術
1.藻類バイオマス生産システム

1.1 開放型システムの種類と技術開発動向、生産性、コスト、課題、展望
a) オープンポンド・レースウェイ
b) カスケード型ポンド・レースウェイ
c) 担持体培養
1.2 閉鎖型システムの種類と技術開発動向、生産性、コスト、課題、展望
a) チューブラー型フォトバイオリアクター
b) パネル型フォトバイオリアクター
2.藻類バイオ燃料生産における下流工程と技術開発動向、課題、展望
2.1 藻類バイオマス収穫(および脂質抽出)工程
a) 従来の方法(遠心分離、凝集剤、DAF、等)
b) 電解法
c) 膜濾過法
d) 超音波法、他
2.2 藻類バイオ燃料生産工程
a) Combined Algae Processing (CAP工程)
b) Algal Hydrothermal Liquefaction (AHTL工程)
3.日本における藻類バイオ燃料の実用化

<質疑応答・個別質問・名刺交換>