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12月16日に藻類ビジネスセミナーを開催します

12月16日に藻類ビジネスセミナーを開催します

株式会社情報機構が主催するセミナーにて、藻ディアで執筆を行っている中原剣星野孝仁尾張智美「藻類を利用した事業構築と研究開発・大量培養技術」の題目で講師を務めます。

<日時・会場・受講料>
●日時 2019年12月16日(月) 10:30-16:30
●会場 [東京・大井町]きゅりあん5階 第4講習室
●受講料 1名47,300円(税込(消費税10%)、資料・昼食付)

※お申込み、詳細はこちら

プログラム

【第一部】藻類バイオマスの必要性

1.2050年までに人類が直面する諸問題
1.1. エネルギー問題
a)化石燃料の枯渇は起こるのか?
b)藻類エネルギー生産は化石燃料代替となりうるのか?
c)藻類を用いたエネルギー生産の有用性とは?
1.2. 食糧問題
a)2050年までに起こりうる食料需給バランスの崩壊
b)藻類バイオマス生産は食糧供給を改善しうるのか?
1.3. 環境問題
a)二酸化炭素を取り巻く世界の動き
b)藻類生産事業は二酸化炭素排出削減に貢献しうるのか?
1.4. 諸問題における藻類生産事業の有効性および必要性
1.5. 藻類エネルギービジネスにおける問題
a)なぜエネルギー事業である必要があったのか?
b)藻類エネルギー事業における経済性およびエネルギー収支とは?
c)藻類エネルギー事業における技術課題
d)藻類エネルギー事業における問題事例
1.6. 藻類関連事業の成功例
1.7. 藻類関連事業の近況

第二部】藻類を利用した事業構築

2.藻類の種類と事業構築
2.1. 藻類の種類
2.1.1. 藻類の分類と特性
a)生物学的な視点から見た分類と特性
2.1.2. 目的に合わせた藻類の品種選定
a)産業利用を念頭に置いた場合の品種選定
2.2. 藻類を利用した製品開発と事業構築
2.2.1. 燃料
a)藻から燃料ができるまで
b)研究開発の動向
2.2.2. 食料
a)藻から食料ができるまで
b)食料としての優位性
参考:クロレラ、スピルリナ、ユーグレナ
コモディティー化の動き(タンパク質源、油脂源等)
2.2.3. 機能性物質
a)藻類が競争力を持つ機能性物質
参考:アスタキサンチン、フィコシアニン、不飽和脂肪酸
2.2.4. 化粧品(藻類を使った化粧品)
a)化粧品開発の流れ
b)藻類化粧品の特色
2.2.5. 藻類での新規事業立ち上げ方
a)新規事業としての藻類の魅力と課題
b)差別化による市場構築(タベルモ社の例)
c)認知度なしからの市場構築(ユーグレナ社の例)
2.2.6. その他注目されている事業や素材特性
a)二酸化炭素活用ツールとしての藻類
b)水産餌料事業
c)廃水処理事業
d)ポリマー代替素材(バイオプラスチック)
e)ナノ多孔質シリカ素材(珪藻土、ソーラーパネル)

【第三部】藻類の研究開発

3.1. 自然界の藻類
3.1.1. 藻類はどのような生き物か
3.1.2. 藻類の生態と生育条件
3.1.3. 藻類の栄養源と代謝
3.2. 藻類の探索
3.2.1. 狙うべき特性に合わせた探索戦略
a)持参すべき器具、場所の選定、採取方法他
3.2.2. 候補株から有用株への絞り込み方
3.3. 藻類の取り扱い方
3.3.1. 藻類の観察方法
3.3.2. 藻類の分離ポイント
3.3.3. 培地の選定(どのような培地が良いのか)
3.3.4. 藻類の保存方法
3.4. 藻類の品種改良(機能強化)
3.4.1. 藻類の機能評価
3.4.2. 藻類の生産性向上
3.4.3. 藻類の各種耐性付与
3.4.4. 藻類の増殖回復について
3.4.5. 変異導入法による藻類育種の実際

【第四部】藻類生産とはなにか?

4.1. 藻類の光合成に関する概要
a)藻類生産は本当に優れているのか?
4.2. 藻類生産技術に対する誤解
a)現状、最も優れている藻類生産技術とはなにか?
4.3. 藻類生産技術
4.3.1. 従属栄養培養概要
a)従属栄養培養とはなにか?
b)なぜ、従属栄養培養による藻類生産事業が成り立つのか?
c)従属栄養培養による藻類事業事例。
4.3.2. 独立栄養培養概要
4.3.2.1. オープンポンド培養概要
a)オープン(レースウェイ)ポンド培養とはなにか?
b)オープンポンド培養の利点・問題点。
c)オープンポンド培養における技術課題。
d)新しいオープンポンド培養技術。
4.3.2.2. フォトバイオリアクター培養概要
a)フォトバイオリアクター培養とはなにか?
b)フォトバイオリアクター培養の利点・問題点。
c)フォトバイオリアクター培養における技術課題。
d)フォトバイオリアクター培養における新しい技術
4.4. 藻類種の育種に関する現状
a)育種は本当に必要なのか?
b)育種はいつ必要になるのか?
c)これまでに報告されている実用的な育種成果とは?
d)藻類の育種に関する現状・課題

<質疑応答・個別質問・講師との名刺交換>

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