中国山西省にある「中国の死海」として知られる運城塩湖は、毎年春になり気温が上昇すると湖の色がカラフルに変わる、人気の観光スポットである。

色が異なる複数の小さな湖で構成される運城塩湖を上空から眺めると、まるでカラーパレットのように鮮やかな彩りである。是非、下記のリンク先の写真を見ていただきたい。

China’s ‘Dead Sea’ Transforms Into A Rainbow-Here’s Why

A salt lake in Yuncheng, often called China’s “Dead Sea,” has tourists flocking to it for an unusual reason. Its waters are appearing in intense shades of magenta, green, and yellow due to algal blooms and rapidly breeding insects.

湖の色の変化、特に赤色に変化するのはドナリエラ・サリナ(Dunaliella salina)という高塩分環境を好む微細藻類の増殖による現象である。

気温が上昇するにつれ、湖の水が蒸発し塩分濃度が高くなる。緑藻であるドナリエラ・サリナは、高塩分および高光強度の過酷条件下で、細胞を保護するためカロテノイドという色素を生成し、赤色に変わる。これが、湖の色の変化の原因だ。



5億年以上前に形成された運城塩湖は、アメリカ合衆国ユタ州の北部にあるグレートソルトレイク(Great Salt Lake、大塩湖)、ロシアにあるキュチュクレイク(Kuchuk Lake)と並ぶ世界三大内陸性硫酸ナトリウム塩湖の一つ。古くから塩の産地として栄えている。