1990年代後半に大流行したタピオカドリンクが、近年再び脚光を浴びている。東京では、台湾におけるタピオカミルクティー発祥の店”春水堂“が2013年に進出したことを皮切りに、ここ数年で幾つもの台湾カフェのお店が誕生した。また、日本同様アメリカでも人気のようで、中国系アメリカ人達がニューヨークに立ち上げたTea and Milkというショップは、Vendy AwardTaste Asiaなど多くの賞を受賞しており、現地の人気店になっている。

タピオカミルクティー発祥の地である台湾出身ということが関係しているのかもしれないが、私自身タピオカは大好物だ。台湾のタピオカは、キャラメル入りで、ほんのり優しい香りのする大粒であることが特徴だ。店の中で、黒糖とじっくり煮込まれタピオカは、モチモチとして、噛めば噛むほど黒糖のやわらかな甘みが口の中に広がり、とても美味しい。丸くて艶のあるタピオカはまるで黒い真珠のようで、バブルの名でも知られている。

このように、全世界で女性を中心に人気のタピオカ。原料はキャッサバのデンプン(炭水化物)で、実はとても高カロリーなことをご存知だろうか。タピオカミルクティー1杯(700ml)に使われるタピオカは、なんと220キロカロリー。これはお茶碗一杯分(140g)の白米ご飯に相当する。

そこで、カロリーが制限された健康に優しいタピオカがあればいいなと調べていると、ポルトガルの食品メーカーFrulact社とクロレラ原料を提供する同国のAllma社が連携してクロレラ入りのタピオカを開発し、製品化までのパートナーを探しているという記事を見つけた*。
*残念ながら、その後のニュースはその後一切出ていないので、発売に至っているかは不明。

Allma partners with Frulact and Santini for Chlorella bubble tea and sorbet – FoodBev Media

Allma has finalised a deal to supply its sun-grown Chlorella to major Portuguese group Frulact, which supplies fruit-based ingredients to blue-chip food companies globally and markets jams, beverages and smoothies to consumers. Frulact has collaborated with Allma to develop a ‘bubble tea’ containing tiny pearls of Chlorella.

健康食品やサプリメントの原材料としてよく使用されているクロレラをタピオカの原料にすると、美味しさを保ちながらタンパク質、食物繊維、カロチノイド類、ビタミン類、ミネラル類など豊富な栄養素も同時に摂取ができ、とても魅力的だ。

毎日食べている食品を「藻入り」のものに替えるという食トレンドの流行りの中で、健康を配慮しながらも、いかに”美味しく”食べるか、それが継続して食生活を変える大切なポイントだと思っている。そして、個人的に一番期待しているのは、藻入りのタピオカだ。